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広く厚く深い音楽のながれ
そこに戯れる無垢の音たち
ウィーンの伝統が育んだ
重量級未来派ピアニスト
リサイタリストとしていよいよ
小樽に日本初登場!
音楽の覚醒と陶酔にいざなう
希有な二夜連続公演!
■2005年5月20日(金) 開場18:30 開演19:00 Program A
■2005年5月21日(土) 開場18:30 開演19:00 Program B
■小樽市民センター・マリンホール
小樽市色内2-13-5 TEL(0134)25-9900

Program A


モーツァルト
WOLFGANG AMADEUS MOZART (1756-1791)

ピアノソナタ 変ロ長調 K.281
Piano Sonata in B-flat-major, K.281
1. Allegro
2. Andante amoroso
3. Rondeau: Allegro


R.シュトラウス
RICHARD STRAUSS (1864-1949)

ピアノソナタ ロ短調 作品5
Piano Sonata in b-minor, op.5
1. Allegro molto appasionato
2. Agagio cantabile
3. SCHERZO
4. FINALE: Allegretto vivo


ベルク
ALBAN BERG (1885-1935)

ピアノソナタ 作品1
Piano Sonata, op. 1


リスト
FRANZ LISZT (1811-1886)

ドン・ジョヴァンニの回想
Réminiscences du Don Juan




Program B


メンデルスゾーン
FELIX MENDELSSOHN (1809-1847)

幻想曲 嬰ヘ短調 作品28 「スコットランド・ソナタ」
Fantasia in F sharp minor, Op. 28, "Sonate Eccossaise"
1. Con moto agitato - Andante
2. Allegro con moto
3. Presto


シューマン
ROBERT SCHUMANN (1810-1856)

フモレスケ 作品20
Humoreske, op.20


シューベルト
FRANZ SCHUBERT (1797-1828)

4つの即興曲 作品142 D.935
Four Impromptus, op.142, D.935
1. F minor, Allegro moderato
2. A flat major, Allegretto-trio
3. B flat major, Thema. Andante-Var.I-V
4. F minor, Allegro scherzando



Artist

ゴットリープ・ヴァリッシュ
Gottlieb Wallisch


MUSICA classics の好意により同レーベルに録音したヴァリッシュの演奏をお聴きになれます。入手不可能な貴重な音源です。これはつい数日前に入手したモーツァルトのソナタ第5番の演奏です。そのあまりの美しさに、どうしても皆さまに聴いていただきたく、急遽掲載しました。録音は1995年、ヴァリッシュ16歳のものです。




こちらはリヒャルト・シュトラウスの「5つのピアノ小品 作品3」の全曲です。




プフィツナー(1869-1949)の「5つのピアノ小品 作品47」全曲をお聴きください。この曲は1941年、作曲者71歳の年に書かれた作品で、20歳のヴァリッシュはそこから汲み尽くせないほどに深い味わいを引き出しています。おそらく日本ではこれ以外に聴く機会はない曲でしょう。知られざる名曲の名演です。各曲のタイトルを記しておきます。第1曲「窮地の抵抗」、第2曲「放恣」、第3曲「象形文字」、第4曲「傷心」、第5曲「メロディー」。





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高画質版(2.7M)


★ 演 奏 曲 メ モ ★

 ヴァリッシュが選んだ第1夜のプログラムはモーツァルト、R. シュトラウス、ベルクのいずれも初期のソナタを順に並べ、最後にモーツァルトを題材にしたリストの楽しい難曲を置いてフィナーレを飾りながら、全体をモーツァルトで縁取るという実に興味深い趣向が織り込まれている。モーツァルトのK. 281(1775年)は作曲者18歳のときに滞在中のミュンヘンで6曲セットとして書かれたなかの3番目のソナタ。若書きとはいえ、すでに40曲に上る交響曲を完成させ、有名な小ト短調交響曲(第25番)や交響曲29番はこの直前に書かれている。6曲中デリケートな美しさで際立つ。R. シュトラウスのピアノソナタ(1881年)はなんと作曲者16歳の作。20世紀のもっとも刺激的なピアニスト、グレン・グールドがその最後の録音(1982年)に取り上げ、広く知られるようになった。とはいえ演奏会に上せるピアニストはほとんどいない。今聴きなおすと、大きなダイアモンドの原石のような豊かな楽想に驚かされる。同時期の「5つの小品」作品3の驚くべき名演をCD(日本未発売)に残しているヴァリッシュの演奏には大きな期待が募る。ベルクのピアノソナタ(1911年)は作曲者唯一の器楽曲でありながら作品1が記された、音楽史上でも類例のない作品。ここには師シェーンベルクの影響が濃厚に立ちこめると同時に、ベルク特有の甘美なまでの抒情性がすでに顕著に表われている。リストの「ドン・ジョヴァン二の回想」(1841年)はモーツァルトのオペラ「ドン・ジョヴァン二」を下敷きにした作品で、規模の大きさ、技術的難易度から、リストの残した数多くの編曲作品のなかでもひときわ高くそびえる。騎士長の石像の音楽による不吉な序奏部、映画「アマデウス」でもおなじみの「お手をどうぞ」による変奏曲、「シャンパンの歌」によるクライマックスと続き、華やかなコーダにはふたたび石像の音楽が顔を出す。技術面だけでなく、演奏には強靱な把握力と構成力が要求されるが、ナイーブな音楽家にしてヴィルトゥオーゾ・ピアニスト、ヴァリッシュの本領がここで遺憾なく発揮されるだろう。
 第2夜には古典派からロマン派へ移行する時期の、豊かな情感にあふれた名曲が並ぶ。しかも、その清澄ともいえる曲構成はヴァリッシュならではのものと思わせる。メンデルスゾーンの幻想曲(1833年)はシューベルトの「さすらい人幻想曲」に範を仰いだ作品で、3つの楽章が続けて演奏される。「スコットランド・ソナタ」の別名のごとく、涼しげな風が吹き抜けるなか、べとつかない感傷と妖精の足音を感じさせるその音楽に、メンデルスゾーン独自の世界を看取することができよう。シューマンの「フモレスケ」(1839年)は、シューマンのピアノ曲で最も有名とはいえないが、最も優れた作品のひとつといわれる。「フモレスケ」はドイツ語で「ユーモア小説」の意、当時の気まぐれな気分の変化を表現した文学の様式で、シューマンはこれを最初に音楽に持ち込んだ。とらえどころのない5つの部分からなるこの曲を、シューマンは「まる一週間というものピアノに向かって作曲し、書き、笑って、泣いて」書き上げたという。本心の等身大のシューマンがここにある。演奏会の最後を締めくくるのは、ご存知、シューベルトの「4つの即興曲 作品142」(1827年)。さりげなく書かれたかのように錯覚させるが、実は作曲者の最晩年になってはじめてもたらされた作品であり、シューベルト独自の、また音楽史上の新分野、「即興曲集」に収められた小品群には、シューベルトの傑出した才能があますところなく発揮されている。いささか手あかにまみれた感のあるこの希代の作品から、ヴァリッシュは新しい命をすくって見せるはずだ。( text by T. T. )

【全自由席】 1回券 3000円(両日共用)/2回券 5000円(ペア券共用)/
      ハートフル1回券(70歳以上、高校生以下 両日共用) 2000円
券売所■ 【小樽】玉光堂駅前店/はち/無尽ビルプレイガイド/マリンホール
【札幌】4プラプレイガイド/大丸プレイガイド
主催■ アプローズ453 www.453otaru.net
後援■ 小樽市/小樽市教育委員会/北海道新聞社小樽支社/読売新聞社小樽支局/毎日新聞社小樽支局/朝日新聞社小樽支局
協賛■ (株)札幌制服(株)アイヴィオーセントホテル小樽/畑中機工(株)/(株)鍛治商店/(有)北海道新聞中販売所/北菓楼(株)ヤマハミュージック北海道小樽店(株)光合金製作所

お問い合わせ■TEL(0134)23-7653 田村/ (0134)54-4174 高野
メールでもチケットのお申し込みを受け付けています。こちらからどうぞ。

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