トップページNew Concertトピックコンサート日記アプローズ453自己紹介マリンホール
←New Concert 前の情報 New Concert 新しい情報→

上海クァルテットは結成20周年を機にベートーヴェンの弦楽四重奏全曲演奏会に挑戦し、日本では東京と大阪を舞台に、2003年秋から3期、計6回の演奏会を1年がかりで成し遂げました。そのなか、小樽では2004年の3月と10月にそれぞれ第2期と第3期にあたる計4回の演奏会を開催、ベートーヴェンの内奥に激しく迫る彼らの演奏は大きな反響を呼びました。このたび、小樽では実現していない第1期を特別完結編として開催いたします。「ラズモフスキー第3番」「セリオーソ」という有名曲の他に後期の偉大な作品群から第12番、第15番が並ぶ今回の2公演は、むしろシリーズの掉尾を飾るにふさわしいものです。心から心へと希求したベートーヴェンの音楽は、人間関係が希薄になりがちな現代においてこそ、人間そのものへ向う力強いメッセージとなって、いよいよ輝きを増しつつあります。上海クァルテットにとっても、今演奏会が新たにカメラータ・レーベルからスタートするベートーヴェン全集録音の先駆けとなります。ご期待ください。
■2005年11月4日(金) 開場18:30 開演19:00 Program_A
■2005年11月6日(日) 開場18:00 開演18:30 Program_B
■小樽市民センター・マリンホール
小樽市色内2-13-5 TEL(0134)25-9900

Program_A


ベートーヴェン
Ludwich van Beethoven
(1770-1827)


弦楽四重奏曲 第12番 変ホ長調 作品127
String Quartet No.12 in E flat Major, Op.127
1. Maestoso - Allegro teneramente
2. Adagio ma non troppo e molto cantabile
3. Scherzando vivace
4. Finale: Alla breve


弦楽四重奏曲 第2番 ト長調 作品18-2
String Quartet No.2 in G Major, Op.18-2
1. Allegro
2. Adagio cantabile
3. Scherzo: Allegro
4. Allegro molto quasi presto


弦楽四重奏曲 第9番 へ長調 作品59-3 「ラズモフスキー第3番」
String Quartet No.9 in F Major, Op.59-3 "Rasmovsky"
1. Introduzione: Andante con moto - Allegro vivace
2. Andante con moto quasi allegretto
3. Menuetto: Grazioso
4. Allegro molto




Program_B


ベートーヴェン
Ludwich van Beethoven
(1770-1827)


弦楽四重奏曲 第3番 二長調 作品18-3
String Quartet No.3 in D Major, Op.18-3
1. Allegro
2. Andante con moto
3. Allegro
4. Presto


弦楽四重奏曲 第11番 ヘ短調 作品95 「セリオーソ」
String Quartet No.11 in F Minor, Op.95 "Serioso"
1. Allegro con brio
2. Allegretto ma non troppo
3. Allegro assai vivace ma serioso
4. Larghetto espressivo - Allegretto agitato - Allegro


弦楽四重奏曲 第15番 イ短調 作品132
String Quartet No.15 in A Minor, Op.132
1. Assai sostenuto - Allegro
2. Allegro ma non tanto
3. Heiliger Dankgesang eines Genesenen an die Gottheit, in der lydischen Tonart: Molto adagio - Andante
4. Alla marcia, assai vivace
5. Allegro appassionato





Artist

上海クァルテット
Shanghai Quartet


(左から右へ)
(from the left to the right)


ウェイガン・リ
(ヴァイオリン)
Weigang Li ( Violin)

ニコラス・ツァヴァラス
(チェロ)
Nicolas Tzavaras (Cello)

ホンガン・リ
(ヴィオラ)
Honggang Li (Viola)

イーウェン・ジャン
(ヴァイオリン)
Yi-Wen Jiang (Violin)


上海クァルテットの小樽での2004年10月の演奏会から、その演奏をお楽しみください。ベートーヴェン:弦楽四重奏曲 第13番の第5楽章「Cavatina」とラヴェル:弦楽四重奏曲 へ調の第2楽章「Assez vif. Tres rythme」の2曲です。ラヴェルはアンコールとして演奏されたものです。曲目をクリックして選択し、プレイボタンを押すとダウンロードされて演奏が始まります。




チラシのダウンロード
PDFファイル(952k)

 ベートーヴェン(1770-1827)が残した全17曲の弦楽四重奏曲は創作期の全域にわたって作曲され、交響曲やピアノソナタとならんで彼の代表作に数えられる。その特色は、ピアノソナタとは異なって、ある時期、すなわち飽くことのない数々の試行錯誤が一定の成果をあげた時期に集中して書かれれているという点に見出される。このため弦楽四重奏曲のどの作品も、その時期にベートーヴェンが到達しえた地点を示す里程標となっていて、全17曲から彼の作曲家としての生き様を見渡すことができると同時に、すべての弦楽四重奏曲には独創的な創作意欲が充溢しており、特に後期の作品群に示されるベートーヴェンが到達しえた最終地点は、現在もなお、すべての事象から隔絶したものである。
 最初の作品18の6曲は1798年から1800年にかけて相次いで完成され、6曲のセットとしてロブコヴィッツ侯爵にささげられた。ベートーヴェン30歳前後の折りのことである。これ以前は弦楽四重奏曲以外のあらゆる種類の器楽作品の作曲に没頭しており、ハイドンやモーツァルトが築いた古典的形式の土台の上に立って、激しい試みを行った末のひとつの結論として生まれたのが作品18の6曲であり、ここにこれまで蓄積された音楽的個性が総括的に堅固な形式のなかに示されている。
 次の7番から9番にあたる3つの弦楽四重奏曲作品59は、ベートーヴェンが35歳から36歳の1806年に作曲された。ラズモフスキー伯爵に献呈されたことから「ラズモフスキー四重奏曲」の名で呼ばれるこの作品群は、極めて短期間に集中して書かれ、構造の壮大さと複雑さ、格段と拡大された表現能力においてベートーヴェンが到達したひとつの頂点を形づくっている。
 その後ベートーヴェンはしばらく弦楽四重奏曲から離れ、絢爛たる中期の傑作をつぎつぎと生み出していく。その様式がいちおうの頂点を築いたのち、後期を迎える段階にいたって、1809年に第10番「ハープ」、1810年に第11番「セリオーソ」の2曲が作られた。両者とも簡潔な構成と自然で流麗な曲想を持ち、その中期とも後期とも異なる清澄なたたずまいは独自の光を放っている。
 「セリオーソ」を作曲してから15年間、「第9交響曲」が完成する後までベートーヴェンは弦楽四重奏曲を手がけることはなかった。1823年、最後の交響曲を完成させると、べートーヴェンはふたたび弦楽四重奏曲に帰って、5曲の弦楽四重奏曲を完成させた。第12番(1824年)、第13番(1825年)、第14番(1826年)、第15番(1825年)、第16番(1826年)の諸曲に盛られた精神の活動は、宇宙を越えた人間存在の不思議を語ってあまりあるものがある。
1回券(両日共用) 3000円/2回券(ペア券共用) 5000円
券売所■ 【小樽】玉光堂駅前店/はち/無尽ビルプレイガイド/マリンホール
【札幌】4プラプレイガイド/大丸プレイガイド
主催■ アプローズ453
後援■ 小樽市/小樽市教育委員会/小樽商工会議所/小樽室内管弦楽団/国際ソロプチミスト小樽
協賛■ オーセントホテル小樽高村内科医院西本建築(株)カメラータ・トウキョウピリカミュージック玉屋食品(株)(有)大八栗原蒲鉾店/板垣建設(株)/ノーザントランスポートサービス(株)/(株)ヤマハミュージック北海道小樽店(株)光合金製作所廻転ずしとっぴー小樽運河通店

お問い合わせ■Tel (0134)23-7653 田村
メールでもチケットのお申し込みを受け付けています。こちらからどうぞ。

since 2000 / revised in 2002 / (c)Applause453

Home
Artist Profile
Program Notes